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『ハイテンション』4Kで復活!壮絶な残虐殺人描写が話題を呼んだスラッシャームービー、6月6日(金)公開決定!※当劇場では2Kでの上映です。

2000年代初頭、ホラー不毛の地フランスで突如勃発したニューウェイブ・オブ・フレンチホラー・ ムーブメントの先陣を切り、フランス発のホラー映画を世界的に認知させる大きなきっかけとなった記念碑的作品が、アレクサンドル・アジャ監督の長編2作目『ハイテンション』(03)だ。
同胞の『屋敷女』(07)や『マーターズ』(08)のみならず、ジェームズ・ワン監督の『ソウ』(04)やイーライ・ロス監督の『ホステル』(05)といった、ホラーファンの誰もが知る2000年代を代表するハリウッドのエクストリームなホラーよりもいち早く、この衝撃作が誕生していた意味も極めて大きい。若い女性が主人公のエクストリームなゴア描写と意表を突くツイストを含むスラッシャーに、ダークなサイコロジカルホラー、時に繊細で屈折したラヴストーリーをも融合した、フランス人特有の感性が込められた濃厚な組み合わせが独創的な『ハイテンション』は、20年以上経った今も決して色褪せることがない。
近年ジュリア・デュクルノー監督の『TITANE/チタン』(21)がカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝き、コラリー・ファルジャ監督のボディ・ホラー『サブスタンス』(24)がアカデミー賞で作品賞を含む5部門にノミネートされるなど、フランス人監督によるホラーの隆盛が顕著だが、その源流にあるのが『ハイテンション』なのだ。また同作のシニシズムと虚無的なエンディングは後世のホラーに脈々と受け継がれているが、その代表的作品がアリ・アスター監督の『ミッドサマー』(19)であり、オズ・パーキンス監督の大ヒット作『ロングレッグス』(24)だろう。
そう考えるとこの2025年 は、『ハイテンション』を再訪、もしくは初体験するのに絶好のタイミングではなかろうか? 映画館の大スクリーンで洗練された4Kバージョンを観られるこの機会を、決して見逃すな! ※当劇場では2Kでの上映です。
実施劇場
池袋HUMAXシネマズ
概要
公開日
2025年6月6日(金)より公開
レイティング
R15+
チケット
オンラインチケット販売
各上映日2日前0時~
▼ 池袋HUMAXシネマズ
窓口販売
各上映日2日前 劇場オープン時より
※オンライン販売で完売した場合は、窓口販売はございません。
監督紹介
アレクサンドル・アジャ(監督・共同脚本)
ALEXANDRE AJA
1978年8月7日、フランス・パリ生まれ。
マリオン・コティヤール主演のSFロマンス『Furia』(原題 99)で長編監督デビュー。監督2作目の『ハイテンション』でブレイクし、ウェス・クレイヴンに招かれハリウッドでリメイク版『ヒルズ・ハブ・アイズ』(06)を監督。同作は世界興行収入7000万ドルを超えるヒットを記録する。
その後も、キーファー・サザーランド主演『ミラーズ』(08)、リメイク大作『ピラニア3D』(10)、ダニエル・ラドクリフ主演『ホーンズ 容疑者と告白の角』(15)、世界興収9000万ドルのパニックホラー『クロール 凶暴領域』(19)、メラニー・ロラン主演のSFスリラー『オキシジェン』(21)といったヒット作・話題作を立て続けに監督。
現在は『クロール 凶暴領域』の続編『Crawl 2』(原題)を製作中。
プロデュース作に『P2』(07)や『マニアック』(12)がある。父親は映画監督のアレクサンドル・アルカディ。母親は映画評論家のマリージョー・ジュアン。義母は映画監督のディアーヌ・キュリス(『ペパーミント・ソーダ』『女ともだち』)。義弟は小説家で脚本家のサシャ・スパーリング。
『ハイテンション』作品情報

作品情報
【キャスト】
セシル・ドゥ・フランス、マイウェン、フィリップ・ナオン、フランク・カルフン、アンドレイ・フィンティ、ワーナ・ペリーア
【スタッフ】
監督・脚本:アレクサンドル・アジャ
撮影:マキシム・アレクサンドル
美術:グレゴリー・ルヴァスール
特殊メイク:ジャンネット・デ・ロッシ
音楽:フランソワ・ウード
STORY
女子大生のマリーは親友のアレックスとともに、彼女の実家に車を走らせる。2人は都会の喧騒を逃れ、静かな田舎で試験勉強に励む予定だった。夜遅くにようやくアレックスの実家に到着した2人だったが、その直後、トラックに乗った謎の中年男が玄関先に現われ、手にした刃物でアレックスの両親と弟を次々と惨殺する。物陰に隠れ、必死で息を潜めるマリー。ところが、今度はアレックスが殺人鬼に捕まり、トラックで連れ去られてしまう。
2003年/フランス/ホラー/原題:HAUTE TENSION/91分/ビスタサイズ/5.1ch/R15+
©2003 ALEXANDRE FILMS / EUROPACORP