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【5/10更新】『銀座シネパトス復活映画祭』vol.1開催決定!

2022.05.10

人々の「喜怒哀楽」が交錯したグラインドハウス、銀座シネパトス。
閉館から10年、映画をこよなく愛したあの熱気が甦る!

B級、C級のアクション作品、ホラーにエロからアート系、ドキュメンタリーに、往年の日本映画まで、何でもありの番組編成で映画ファンに親しまれた銀座シネパトス。たくさんのお客様の熱気につつまれた閉館からまもなく10年。2022年パトスの精神が、『銀座シネパトス復活映画祭』として甦ります。

何が飛び出すか、パトスをご存じない皆さんもどうかご注目ください。
シネコン全盛の中、「ここでしか上映しない」「喜怒哀楽を刺激する」作品を定期的にお届けして参ります。

会場となるのは銀座シネパトスと同じくヒューマックスシネマが運営します池袋HUMAXシネマズ。

Vol.1としてパトスをイメージしやすい4作品をチョイスいたしました。作品紹介は最後の支配人、鈴木伸英によるメッセージにてご確認ください!

※【5/10更新!】4作品目決定!タイトルを聞けば「銀座シネパトス」を思い出す作品として「シベリア超特急2」上映決定いたしました!

『銀座シネパトス復活映画祭』vol.1 上映作品

「ウイラード」「ベン」 公開50周年、日本最終上映!ネズミと闘ったシネパトス誕生55周年

WILLARD © 1971 Bing Crosby Productions, Inc. All Rights Reserved.

「ウイラード」(日本公開:1971年)

監督:ダニエル・マン
キャスト:ブルース・デイヴィソン、ソンドラ・ロックエルザ・ランチェスター、アーネスト・ボーグナイン

【あらすじ】

ソクラテスとベンと名付けた2匹のねずみしか友達のいない青年ウイラードは、職場で復讐のためにねずみに人を襲わせるも、その後自らの私利私欲のためにねずみを裏切ってしまう…。

BEN © 1972 Cinerama Releasing. All Rights Reserved.

「ベン」(日本公開:1972年)

監督:フィル・カールソン
キャスト:リー・ハーコート・モンゴメリー、ジョセフ・カンパネラ、アーサー・オコンネル、ローズマリー・マーフィ

【あらすじ】

前作『ウイラード』で飼い主の青年を殺したねずみのベンは近所の病弱な少年と仲良くなるが、警察ほかねずみ駆除に躍起になる大人たちに追い詰められる。

【支配人一言コメント】

『銀座シネパトス復活映画祭』が贈る「ウイラード」「ベン」は、70年代パニック映画の先駆的作品。

地下鉄サウンドとネズちゃんとの友情と闘いの日々を過ごした銀座シネパトスならば、リアル4DXとなるはずだった動物サスペンス。学生の頃、「ベン」を『金曜ロードショー』で初めて観た時の感動は、ラストに流れる主題歌とともに今でも忘れられません。その美しい曲を手掛けたのは、マイケル・ジャクソン。ソロ初の全米第1位、アカデミー賞ノミネート、ゴールデングローブ賞を受賞した名曲です。公開50周年、日本最後の上映となる2作。地下に眠る劇場への鎮魂歌として、満を持してお贈りする渾身の連続上映です!


映画「パラサイト 半地下の家族」 半地下と雨と戦った銀座シネパトス

ⓒ 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

「パラサイト 半地下の家族」(日本公開:2020年)
監督:ポン・ジュノ
キャスト:ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク

【あらすじ】

全員失業中、“半地下住宅”で暮らす貧しいキム一家。長男ギウは、“高台の豪邸”で暮らす裕福なパク氏の家へ家庭教師の面接を受けに行く。そして兄に続き、妹ギジョンも豪邸に足を踏み入れるが…。
この相反する2つの家族の出会いは、次第に想像を遥かに超える物語へと加速していく――。

【支配人一言コメント】

「パラサイト 半地下の家族」は、ご存じポン・ジュノ監督が、カンヌ国際映画祭パルムドール、アカデミー賞作品賞、監督賞ほか全4部門受賞した大ヒット作品。私が共感、涙したのは「パラサイト 半地下の家族」のラスト近く、大雨で下水があふれた家で一家が右往左往するシーン。シネパトスは東京都の一等地に居候していながらも、雨の日は決まって雨漏り対策に奔走していました。シネパトスで上映していたら「銀座シネパラサイト 半地下の家族」と題していたでしょう。


水野晴郎先生 「シベリア超特急」が教えてくれた、何でもありの精神


©シネマパラダイス

「シベリア超特急2」(公開:2001年)

監督:MIKE MIZNO

キャスト:水野晴郎、淡島千景、草笛光子、光本幸子、寺島しのぶ、尾上松也

【あらすじ】

映画評論家の水野晴郎が監督・製作・主演・脚本を務める「シベリア超特急」に次ぐ第2弾。第二次世界大戦直前、戦雲うずまく亜細亜の魔都・マンチューリ。ヨーロッパ情勢を視察した山下奉文陸軍大将は、モスクワから帰国すべくシベリア鉄道に乗車していたが、謎の鉄道爆破で、急遽“満州菊富士ホテル”に宿泊を余儀なくされる。そこに同宿することになったシベリア超特急の一等乗客たち。やがて、密室で乗客のひとりが殺される事件が起きる……。

【支配人一言コメント】

私たちを置いて走り続ける迷作「シベ超」。あなたは水野晴郎ワールドについていけるか!?「いやー映画って本当にいいものですね」の水野先生が監督・脚本・主演等々の「シベリア超特急」シリーズは、銀座シネパトスを救った大ヒット作品。今後も見ることのない水野先生の迷演技、迷推理、迷シーン・・・戸惑いのオンパレード。オールナイトで水野先生がご挨拶で登場したときの盛り上がり、突然場内で、私物を投げ売りする水野先生の大きな大きな太っ腹。「いやー映画ってなんでもありなのね」を教えてくれました。

『銀座シネパトス復活映画祭』vol1 上映概要

開催期間

5/20(金)~6/2(木)

開催劇場

池袋HUMAXシネマズ

料金

一般1,300円 その他池袋HUMAXシネマズ通常料金

タイムテーブル

チケット販売

オンラインチケット販売

5月13日(金) 0:00(=5月12日(木)24:00)より

 ▼ ご希望の日程をカレンダーよりお選びください。

窓口販売

5月13日(金) 劇場オープン時より
※オンライン販売で完売した場合は、窓口販売はございません。

  • ご来場の際は、マスクの着用をはじめとする新型コロナウイルス感染症予防対策へのご協力をお願いいたします。(>>感染予防・拡大防止について重要なお願い
  • イベント、舞台挨拶、上映中の場内でのご鑑賞の際には、会話や発声はお控えください。ご協力いただけない場合には、ご鑑賞をお断りさせていただく場合がございます。

銀座シネパトスの歴史

1952年、銀座昭和通りと中央通りの間を流れていた三十間堀川が空襲で焼けた瓦礫の捨て場所となり埋め立てられる。そして橋の下にできた地下街に、1967年『銀座地球座』、翌年『銀座名画座』がオープン。1988年、洋邦ピンク系劇場からインディペンデント作品上映劇場として『銀座地球座』を分割し3館体制で『銀座シネパトス』をオープン。2012年、耐震性の問題により取り壊しが決定。2013年3月31日、銀座シネパトスを主役とした映画「インターミッション」(樋口尚文監督第1回監督作品)で45年の歴史の幕を閉じた。